東京都・世田谷区│スタイリッシュ片側支持カーポートで“雨天でも濡れない玄関動線”を実現!
施工写真
施工後

施工詳細
都道府県
東京都
市区町村
世田谷区
施工事例
カーポート
築浅のモダン住宅にお住まいのご夫妻は、これまで愛車を青空駐車していました。世田谷区特有の狭小敷地ゆえ、駐車スペースは幅約2.5m・奥行約5mとコンパクト。しかも玄関ポーチへは2段の階段とスロープ状のアプローチがあり、雨の日は車の乗降だけでなく玄関に入るまでに傘を差し替える煩わしさがありました。さらに、外壁はブラックとアイボリーのツートーンで引き締まった印象を持つ一方、道路側から室内が近く、視線の抜けを確保しながらも外観を損なわない屋根材・フレーム色の選定が大きな課題でした。
そこでご提案したのが、**片側支持タイプのアルミカーポート(梁延長仕様・ポリカーボネート屋根)**です。片側1本柱にすることで、運転席側のドア開閉スペースとアプローチ動線を干渉させず、柱を境界ブロックの外側へ寄せたことで車幅のゆとりを確保。梁を玄関側に300mm延長し、雨垂れが階段手前までかからないように設計しています。屋根材は熱線遮断クリアマットポリカを採用し、夏場の車内温度上昇を抑えながらも室内採光を妨げない透過率を実現。フレーム色は住宅サッシと同系のホワイトを選択し、外観に溶け込む一体感を持たせました。
施工では、既存土間コンクリートに2カ所あったインフラ用丸蓋(点検桝)を避けるため、柱基礎をL字型に配置。強度を確保するため地下450mmまで掘削し、配筋+無収縮モルタルで堅固に固定しています。雨水排水は屋根勾配を前方道路側へ取り、オーバーフロー対策として軒樋を雨水桝へ直結。これにより豪雨時でも水跳ねを防ぎ、玄関タイルが汚れにくくなりました。
仕上げに、玄関前の目隠しフェンスを同系色の木調ホワイトに刷新し、足元には鉢植えのアイビーとハーブを設置して無機質になりがちなカーポート周辺に緑のアクセントをプラス。結果として、「車の乗り降り→玄関扉を開ける」まで一切傘が不要な快適動線が実現し、奥様からは「子どもの送迎で抱っこしていても濡れないからとても助かる」とご満足の声をいただきました。夜間は梁下に調光式LEDバーライトを設置しているため、ヘッドライトを消しても足元が明るく、防犯性も向上。限られた敷地条件でも“使い勝手・デザイン・安全性”を高次元で両立させた世田谷区らしい都市型カーポートの完成です。