東京都国分寺市|玄関前のひと筋に安心を――モノトーン外観と調和するハイデザインサイクルポート

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施工詳細

都道府県

東京都

市区町村

国分寺市

施工事例

サイクルポート

国分寺市内の新興分譲地にお住まいのF様ご夫妻は、ご主人のクロスバイクと奥様の電動アシスト自転車、小学生のお子さま2人の自転車を含め計4台を所有しています。新築時の外構プランでは駐車スペース優先となり、玄関ポーチ脇のわずか1.5m幅の通路しか駐輪場所が確保できないままお引渡しを迎えました。雨の日はサドルが濡れ、強い西日でハンドルグリップが劣化。さらに自転車を並べると玄関ドアの開閉動線が塞がり、朝の登校・出勤時には家族全員が譲り合いながら出入りする状況でした。「駐輪のストレスをなくしたいけれど、狭いアプローチで圧迫感を出さず、せっかくのモダンな外観を崩したくない」というのがF様からの最初のご相談です。

そこで当社がご提案したのは、“ブラックフレーム×片側支持”のサイクルポート。建物のダークネイビー外壁と玄関ドアのストライプ意匠にリンクさせ、梁・柱をマットブラックで統一することでファサードに一体感をもたせました。屋根材は熱線遮断ポリカーボネート(クリアブルー)を選定し、日射を約40%カットしながらも玄関周りの採光を確保。写真からも分かる通り、屋根勾配を道路側へ流すことで雨水が敷地内に落ちず、コンクリート跳ね返りによる外壁汚れを防いでいます。

最大のポイントは柱位置です。駐車スペースと人の動線を両立させるため、布基礎天端からブロック1段分セットバックさせ、玄関ステップの角と平行になるよう“オフセット配置”を採用。これにより車のミラーが干渉せず、自転車の出し入れもスムーズな幅1200㎜を確保しました。基礎はコア抜き後に無収縮モルタルを充填し、風速38m/秒相当の耐風圧仕様。施工はわずか6時間で完了し、夕方には自転車を屋根下に戻せるスケジュールを組みました。

完成後、奥様からは「雨の翌朝にタオルを持ち出す手間がなくなり、子どもが自分で自転車を出せるようになった」と笑顔のご報告。ご主人は「ブラックフレームが家全体を引き締め、高級感が増した」とデザイン面を高く評価してくださいました。さらに、ライトダウン時でも屋根材がほのかに青白く光を反射し、夜間帰宅時に玄関周りが視認しやすくなったことも思わぬメリットだったとのことです。

サイクルポートは単なる“雨除け”ではなく、生活導線の最適化と建物価値を高める外構エレメントです。狭小・変形敷地であっても、柱位置や屋根勾配、カラーバランスを緻密に設計すれば、わずかなスペースに大きな快適性を生み出せます。当社は国分寺市をはじめ多摩エリアで豊富な施工実績を持ち、風荷重や隣棟間隔など地域特有の条件を踏まえたプランをご提案します。ご家族の“毎日”をもっとスマートにするサイクルポート、ぜひお気軽にご相談ください。

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