東京都足立区|土間コンクリートで暮らしを一新!――“ぬかるみゼロ”の快適動線をつくる外構リノベ

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施工詳細

都道府県

東京都

市区町村

足立区

施工事例

土間コンクリート

新築引き渡しから間もないT様邸は、建物と建物の間に伸びる細長いスペースをマルチに活用したいという希望をお持ちでした。敷地の間口は広いものの、奥行き方向に勾配がほとんどなく、雨が降ると地面に溜まった泥が玄関ポーチや宅配ボックスまで運ばれてしまうことが最大の悩み。さらに、夫婦共働きで保育園へ急ぐ朝には、自転車を押しながら足元の水溜まりをよけて歩くストレスが大きく、「せっかくの新居なのに玄関前がいつも汚れて見える」と困り果てていました。

そこでご提案したのが 全面土間コンクリート化+排水計画の最適化 という外構リノベーションです。まず既存の砕石層を測定し、地盤沈下リスクを抑えつつフラットな仕上がりを確保するために10 cm掘削。再生砕石を敷き込みプレートで入念に転圧した後、ワイヤーメッシュを設置しました。写真中央部のグレー面は1回目の打設で、手前の白っぽく見える部分はアプローチの意匠性を高めるために2回目でカラークリートを採用。打継ぎ部には6 mmの伸縮目地を挟み、長期のひび割れを抑制しています。

排水性能を高めるため、奥に見える雨水桝から手前に向かって約1.5%の勾配を確保。さらに側溝に向けて暗渠パイプを仕込み、局所的な集中豪雨でも水が滞留しない構造としました。コンクリート表面は刷毛引き仕上げで滑り止め効果をプラスし、三輪車やベビーカーの走行もスムーズ。施工中は近隣住宅の外壁にコンクリートミストが飛散しないよう、防護シートと湿式カッターを併用して騒音・粉塵を最小限に抑えました。

完成後、T様からは「雨の日に子どもを抱えて荷物を持っても足元を気にせず歩ける」「シャッター前のスペースを趣味のDIY作業場として使えるようになった」と嬉しい声をいただきました。夕方には照明がコンクリートに柔らかく反射し、家のファサード全体が明るい印象に。さらに、メンテナンスは週末にホースで流すだけで済み、草取りも不要になったことで生活コストも大幅に削減されています。

今回の事例は、限られた敷地でも排水計画と仕上げデザインを両立させれば、日常の動線と家族の安全性を劇的に向上できる ことを示しています。足立区のように人口密度が高く隣家との距離が近いエリアこそ、土間コンクリートは“外構の基盤”として大きな価値を発揮します。私たちはこれからも、住まい手のライフスタイルに寄り添いながら、長く愛される外構づくりを提案し続けます。

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