埼玉県草加市|“玄関先が第二のリビングに” ― 狭小地でもゆとりを生むウッドデッキ施工事例

施工写真

施工後

施工詳細

都道府県

埼玉県

市区町村

草加市

施工事例

カーポート

埼玉県草加市の静かな住宅街に建つこちらの戸建ては、道路に面した前面駐車スペースと、建物両側を隣家に挟まれた典型的な都市型敷地です。
施主様は「屋外とのつながりを感じられるセカンドリビングが欲しい」という思いをお持ちでした。しかし――

  • 玄関ポーチと勝手口が近接しているため、屋外でくつろぐスペースが取りづらい
  • 家族が乗り降りする駐車場を塞がず、安全な動線を確保したい
  • 隣家との距離が近く、視線・採光・通風に配慮しながらプライベート感も欲しい

という複合的な課題がありました。
当社はこれらを踏まえ、〔駐車スペース奥に横幅約2.7m×奥行約1.5mのウッドデッキ〕を計画。ポイントは以下のとおりです。

  1. 柱一体型フレームで“浮かせる”設計
    既存コンクリートに直接束石を打ち込み、高さを玄関ポーチとフラットに揃えることでバリアフリー化。車が停まっていてもデッキ下に排水が流れ込む構造とし、雨天時の水ハネを防ぎました。
  2. 横格子+植栽プランターで緩やかに視線カット
    隣家側にはアルミ横格子を腰高に設置し、内側は常緑低木を植え込んだプランターでデッキと一体化。圧迫感なくプライバシーを確保しています。
  3. 人工木×ホワイト塗装でメンテナンスフリー
    紫外線や雨に強い人工木を採用し、建物外壁の明るいベージュにマッチするホワイト系でコーディネート。数年後も色あせしにくく、デッキ表面温度の上昇も抑制します。
  4. LEDフットライト内蔵で夜の安全性と演出
    ステップ下に人感センサー付きのLEDを仕込み、帰宅動線を優しく照らす設計。夜間は間接照明としてデッキ上の植栽を陰影豊かに映し出します。

施工の流れ

現地調査では、排水マス・電気メーター・給湯器など障害物の位置をミリ単位で採寸。CAD図面で納まりを確認し、既存カーポート柱との干渉を回避しました。工期は養生期間を含めて4日。騒音や粉塵が出やすい切断工程は近隣へあらかじめ告知のうえ、午前中に集中させています。

施工後の変化とお客様の声

完成直後、施主様ご家族は早速デッキにアウトドアチェアを並べ、テイクアウトのコーヒーで“お披露目”タイム。「室内から一歩出るだけで風と緑を感じられ、まさに欲しかった第二のリビング」と笑顔を見せてくださいました。雨上がりでも靴が汚れず、洗濯物の仮干し・お子様の水遊び・愛犬のブラッシングなど多目的に活用。夜は暖色LEDの柔らかな光がファサードを彩り、帰宅時の高揚感が高まったとのことです。
また、横格子+植栽効果で道路からの視線も気にならなくなり、窓を開けての換気時間が増えたことで室内環境まで改善。狭小地という制約を逆手に取り、屋外と室内をシームレスにつなぐ空間価値を創出した事例となりました。

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