千葉県松戸市|“雨の日も映えるファサードへ”― モノトーン外観に溶け込むスタイリッシュカーポート施工事例

施工写真

施工後

施工詳細

都道府県

千葉県

市区町村

松戸市

施工事例

カーポート

千葉県松戸市の新興住宅街。目の前には緑地を整備中の広々とした区画が広がり、周囲には新築の家々が立ち並んでいます。今回ご依頼くださった施主様は、竣工したばかりのマイホームに暮らしはじめたばかり。外観は白とグレーを基調としたシャープな印象ですが、**“駐車スペースだけはコンクリートがむき出しで殺風景”**という点を気にされていました。さらに次のような具体的なお悩みを抱えておられました。

  1. 雨天時の乗降ストレス
     小さなお子様を保育園へ送迎する際、傘を差しながらのチャイルドシート装着が大変で、車内も濡れてしまう。
  2. 夏場の車内温度上昇と紫外線劣化
     南向きの敷地ゆえ、真夏は直射日光でハンドルが熱くなり、ダッシュボードの色褪せも心配。
  3. 外観トーンを崩さずに個性を出したい
     周囲にも同系統の住宅が多いため、デザインで差別化しつつ統一感を損ねたくない。

■ ご提案と設計のポイント

当社がご提案したのは、片側支持×アール屋根のブラックフレームカーポート。柱を敷地外周ギリギリに寄せ、車の開閉動線を最大限確保しています。屋根材は**熱線吸収ポリカーボネート(スモークブルー色)**を採用。透過光をやわらげつつ紫外線を約100%カットし、真夏でも車内温度上昇を約−12℃抑制する試算です。

  • モノトーン外観に合わせた艶消しブラック塗装で邸宅ファサードに調和。
  • 屋根端部は緩やかなカーブを描き、雨水を前面に集約して側溝へ誘導。歩行路に水跳ねを起こさない設計です。
  • 樋は屋根フレーム内部に埋設し、側面から金具が露出しないシームレスディテールで美観とメンテ性を両立。
  • 基礎は凍結深度を考慮して450mm掘削。レベル調整後、無収縮モルタルで固定し揺れを最小限に抑えています。

■ 施工中の工夫

近隣で宅地造成工事が続いているため、大型車両が頻繁に通行します。安全対策として敷地前にカラーコーン+誘導員を配置し、資材搬入を短時間で完了。粉塵対策として切断作業はブルーシートで簡易養生し、サイディングやサッシを保護しています。

■ 施工後の暮らしの変化

完成直後、施主様はまず“音”の違いに気づかれました。ポリカ屋根が雨粒を受け止めるやわらかな反響音が心地良く、「雨の日も子どもが喜んで車に乗り込むようになった」とのこと。また朝の出発時、車内温度が下がったことでエアコン稼働を抑えられ、ガソリン消費量が体感で約1割低減。家計にも環境にも優しい副次効果が得られたと喜ばれています。

夜間には玄関ポーチのライトがポリカを透過し、屋根全体が薄く発光するように見えるため、防犯性も向上。雨水排水が隣地へ流れ込まないか心配されていたご近所からも「むしろ道路が水浸しになりにくくなった」と好評でした。

最後に、施工後3か月の定期点検で屋根と柱の水平・垂直を再測定。沈下や歪みは許容値以内で、「10年以上安心して使えそうだ」と太鼓判をいただきました。こうして、ただ“車を守る”だけでなく、家族の時間と街並みを彩る一体感のあるファサードが完成しました。

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