千葉県八千代市|土間コンクリートで駐車場をフル活用!―“一列タイルライン”が映えるスタイリッシュ外構
施工写真
施工後

施工詳細
都道府県
千葉県
市区町村
八千代市
施工事例
土間コンクリート
八千代市の閑静な住宅街に建つE様邸は、敷地形状の都合で建物と隣家の間隔が狭く、車1台分の駐車スペースも通路として兼用しなければならない環境でした。新築時は砕石を敷いた簡易舗装だったため、雨の日はタイヤや靴底に泥が付きやすく、玄関ポーチと愛車がすぐに汚れてしまうのが大きな悩み。さらに、給湯器の点検や郵便受けのアクセスで業者や配達員が敷地内を行き来するたび、砕石が散乱して掃除の手間が増えていました。奥まった玄関は暗く見えがちで、敷地の入口から玄関まで視線を誘導する“デザインの軸”も不足していました。
そこで当社は、全面土間コンクリート化+アクセントタイルで生活動線と意匠を同時に改善するプラン をご提案。まず既存砕石を再利用しながら掘削・転圧を行い、厚さ100mmのコンクリートを打設。車両荷重によるひび割れを防ぐため、D10@200のワイヤーメッシュを全面に敷設しました。写真中央に走るアイボリーのタイルラインは、伸縮目地の機能を兼ねつつ視覚的なガイドとなり、夜間でも玄関方向をわかりやすく示します。両サイドの排水目皿は既存桝の高さを微調整し、奥へ向かって1.8%の勾配で雨水を確実に誘導。これにより水溜まりや凍結のリスクを解消しています。
表面仕上げは刷毛引きで滑り止めを確保しつつ、タイル際のみコテ押えでエッジを強調。こうすることで、視覚的なキレとともにタイヤの乗り上げ時にパターン汚れが付きにくいメリットを生み出しました。施工中は隣家が近接しているため、小型ミキサー車とホッパーシュートを用いて生コンを静かに流し込み、粉塵飛散を最小限に抑制。近隣挨拶と作業工程の周知を徹底し、トラブルなく2日間の打設を完了しました。
完成後、E様からは「玄関までの奥行きが逆に“アプローチらしく”なり、高級感が出た」「タイルラインが視線を整えるので狭さを感じさせない」と高評価をいただきました。休日にはお子さまがキックボードで直線ラインを走り、車がない日はアウトドアチェアを出して簡易テラスとしても活用。奥様は「雨の日でもヒールが沈まず玄関タイルまで汚れずに歩けるのがストレスフリー」と喜ばれています。メンテナンスは月1回のホース清掃のみで、砕石時代の雑草抜きや砂利掃きの手間はゼロになりました。
本事例は、狭小敷地でもデザインと機能を両立する“タイルライン土間” が、暮らしの質を大幅に向上させることを示しています。八千代市のように新興住宅が立ち並ぶエリアでは、駐車場はまさに“住まいの顔”。ほんの1本のラインと排水計画の見直しで、毎日の動線・家族の安全性・住宅全体の印象がここまで変わる――その実例としてご紹介いたしました。