東京都小金井市|奥行きアプローチを有効活用!カーブ屋根サイクルポートで雨対策も景観もアップデート

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施工詳細

都道府県

東京都

市区町村

小金井市

施工事例

サイクルポート

小金井市の閑静な戸建て分譲地にマイホームを構えたS様ご夫婦は、広めのアプローチを「駐車スペース+自転車置き場」として使う計画でした。ところが実際に生活が始まると、自転車2台・キックボード・宅配ボックスが玄関まわりに集中し、雨の日は玄関先に水たまりができるうえ、濡れたサドルを毎朝拭き取る手間が発生。「せっかくのコンクリート土間が、雨が降るたびに滑りやすくなる」「自転車を置くと車が入れにくい」といった複合的なストレスが生じていました。

S様からのご要望は大きく3点。

  1. 雨よけと同時に日差しを和らげたい ─ 南からの直射日光が強く、夏場はハンドルやサドルが高温になる。
  2. 車の出し入れを妨げない柱配置 ─ アプローチは約2.8m幅と奥行きがあるものの、左右にブロック+メッシュフェンスがあり、通常の2本柱ではドアミラーやフェンスに接触する恐れがある。
  3. 家並みと調和する色合い ─ 周辺住宅はライトグレー系の外壁が多く、後付け感を極力抑えたい。

そこで当社がご提案したのが、ハイロングタイプの前下がりカーブ屋根サイクルポートです。写真でもわかる通り、屋根の高い側を道路側に設定し、奥へ向かってゆるやかに下げることで雨水を敷地内側へ集中的に流す設計としました。これにより、車を停めた際の水滴跳ね返りを抑えつつ、玄関ポーチ側の土間への飛散を最小限に留めています。

また、車のドア開閉を考慮し、柱は左右のブロック上に基礎を抱かせる「オフセット施工」。左柱はブロック上端から内側へ40㎜セットバックさせ、右柱は植栽帯の立ち上がりブロックにアンカー固定することで、タイヤ止め手前に余裕の900㎜通路を確保しました。工事中に確認できる木杭のサポート材は、モルタル硬化までの養生用。施工後24時間で撤去し、見た目の圧迫感を解消しています。

屋根材は熱線遮断ポリカーボネート・クリアマット。透過率を維持しながら紫外線を約99%カットし、夏場の屋根下温度上昇を抑制。フレームカラーは住宅外壁の淡いグレーに合わせて“プラチナステン”を採用し、玄関ドアや雨樋との色味を統一しました。曲線梁には雨樋一体型のスリム水路を内蔵し、落ち葉が詰まりにくい構造でメンテナンス性にも配慮。

施工は既設土間コンクリートをカットせず、コア抜き+無収縮モルタル充填で1日完結。工事後、S様からは「サイクルポートが木陰のような柔らかい影を作り、自転車が熱くならなくなった」「子どもが濡れたサドルに座りたがらなくて朝の支度がスムーズ」と喜びの声をいただきました。さらに、玄関から奥の庭へ続くステップが雨に濡れにくくなり、バーベキュー用品やゴミ出しの一時置き場としても活躍しているそうです。

サイクルポートは単に自転車を置く場所ではなく、“雨の日の負担”と“日常動線”を同時に解決する外構機能。敷地形状や車両サイズ、外壁カラーに合わせたプランニングで、限られたスペースでも快適性とデザイン性を両立できます。小金井市や武蔵野・三鷹エリアでサイクルポートをご検討の方は、ぜひ当社へご相談ください。日々の「ちょっと面倒」を解消し、暮らしの質をワンランク上げるお手伝いをいたします。

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