東京都練馬区|家族の“毎日”を守る―石貼り外壁に溶け込むコンパクトサイクルポート

施工写真

施工後

施工詳細

都道府県

東京都

市区町村

練馬区

施工事例

サイクルポート

練馬区の閑静な住宅街にお住まいのK様ご一家は、ご夫婦と小学生・保育園児の兄妹という4人家族。駅までの通勤・通学は電動自転車と幼児乗せ自転車がフル稼働で、「雨の翌朝にサドルを拭く」「直射日光でチャイルドシートが熱を持つ」「風で倒れてハンドルが曲がる」といった悩みが尽きませんでした。敷地内にはインナーガレージや物置を置く余裕がなく、唯一空いているのが玄関脇の1台分のコンクリートスペース。しかしそこにはガスメーターや給湯器配管が集中し、さらに勝手口ドアの開閉動線も重なるため、一般的な2本柱タイプのサイクルポートでは納まりません。

K様から最初にいただいたご要望は「玄関ポーチのタイルと外壁の乱形石に馴染むデザイン」「風雨をしっかり防ぐ屋根性能」「将来子どもの自転車が増えても対応できる奥行き」。これらをクリアするため、弊社では“オフセット柱”と“ハイロング梁”の組み合わせを採用しました。写真で確認できる通り、敷地奥側(配管側)の柱を手前より150mm短いH=2,000㎜で設置し、梁勾配を緩やかに取ることで屋根高さを抑制。これにより外壁点検口・ガスメーターのメンテナンス空間を確保しつつ、柱基礎を配管干渉から回避できました。屋根材は熱線遮断ポリカーボネートの“クリアマット”色を選択。午後の西日が強い立地条件でも、透過光を50%以上カットしながら採光を損なわず、屋根下温度を体感で3~4℃下げることができます。

外構デザイン面では、外壁のベージュ系乱形石と同系色の“プラチナステン”フレームをセレクト。梁正面のキャップを削り出し調仕上げに変更し、木調玄関ドアの意匠とも調和させました。写真左のステンレス手すりは既存で、サイクルポート梁の奥行きを玄関階段と合わせることで一体感を演出しています。基礎は既存コンクリートにダイヤモンドコアで根入れ180㎜の穿孔を行い、無収縮モルタルで充填補強。施工は1日で完了し、翌朝には自転車を屋根下へ移動できる状態になりました。

完成後、奥様からは「朝のバタバタでサドルを拭く時間がなくなり、子どもの登校が5分早くなった」「屋根が目隠しにもなって玄関を開けた時の通行人の視線が気にならなくなった」とご感想をいただきました。ご主人は「休日にサイクルポート下でチェーンメンテをしても日差しが柔らかく、作業が楽」と喜ばれ、さらに将来子ども達の自転車が増えた際には梁をスライドさせて屋根を延長できる設計になっている点も高く評価いただいています。

サイクルポートは単なる「自転車置き場」の枠を超え、ご家族の生活リズムにも大きく影響します。限られたスペースであっても、動線・配管・メンテナンス性を丁寧に読み解き、建物外観と調和させることで、快適性と美観を同時に高めることが可能です。弊社では練馬区を含む東京23区エリアで年間100棟以上の実績があり、敷地条件に合わせたカスタムプランをご提案いたします。電動アシスト自転車・子ども用自転車・ベビーカーといった多様な“足”を守るサイクルポートで、雨の日も晴れの日もストレスフリーな毎日を実現しませんか。お気軽にご相談ください。

この施工事例について詳しく知りたい方へ

施工の詳細や費用について、お気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧にご対応いたします。