埼玉県桶川市|“青空を切り取るフラットルーフ”― 新築ファサードを格上げするハイエンドカーポート施工事例

施工写真

施工後

施工詳細

都道府県

埼玉県

市区町村

桶川市

施工事例

カーポート

埼玉県桶川市、駅からほど近い静かな住宅街に建つ新築戸建て。南向きのワイドな敷地と抜けの良い青空が魅力ですが、引き渡し直後の外構は「駐車できるだけ」の殺風景な状態でした。施主様は共働きのご夫婦で、毎朝2台のマイカーを出し入れします。

「雨の日でもスマートに乗り降りできて、家の外観に映えるカーポートが欲しい」
「でも敷地を圧迫せず、開放感はそのまま残したい」

というのがご要望。さらに下記の課題を抱えていました。

  1. 夏の日射と冬の霜対策
     桶川は内陸特有の寒暖差が大きく、真夏は車内温度が60℃以上になる日も。一方で冬は放射冷却でフロントガラスが凍結しやすく、通勤前の霜取りが負担。
  2. 未完成の外構と雑草問題
     引き渡し時点で土間コンクリートは打設済みだが、周囲は防草シートがむき出し。梅雨を迎えると雑草が繁茂し、景観が損なわれる懸念があった。
  3. 隣家との目線と採光バランス
     両隣に2階建てが接近するため、日当たりを阻害せず、かつプライバシーを損ねないデザインが必要。

■ 提案コンセプト

当社は“青空を切り取るフラットルーフ”をコンセプトに、片持ちタイプ・フラット屋根カーポートを提案。柱を道路側1列に集約し、車の乗り降り・荷物の積み下ろしスペースを最大化しました。

項目採用仕様・工夫効果
屋根材熱線遮断ポリカーボネート〈クリアマット〉紫外線99%カット、車内温度-15℃、柔らかな拡散光でリビング採光を確保
フレーム耐候粉体塗装アルミ〈パールシルバー〉外壁の淡色サイディングと調和し、汚れ・塩カル焼けを低減
基礎500mm根入れ+無収縮モルタル瞬間最大風速42m/sを想定した構造計算で台風にも安心
排水樋内蔵+側溝接続雨だれ・跳ね返りを最小化、泥汚れの付着を防止
外構仕上げコンクリートスリット+那智黒砕石防草&透水性アップ、モノトーンで統一感を演出

■ 施工プロセス

  1. レイアウト決定
    ドローン撮影+日照シミュレーションで影の落ち方を可視化。冬至正午でもリビング窓に日射を確保できる配置を選定。
  2. 土間再カット
    支柱位置に既存コンクリートをコア抜きし、配筋補強後に根巻き。ひび割れ防止のエキスパンタイを追加。
  3. 組立て&防草仕上げ
    屋根フレーム→パネル→内蔵樋の順で組立て。周囲の防草シートは透水砂利で押さえ、雑草発生を大幅抑制。

■ 完成後の変化とお客様の声

  • 朝の時短効果
    冬場でも霜が付きにくくなり、「出発前のアイドリングが不要で時間と燃料が節約できた」とご主人。
  • 夏の快適性
    車内温度が体感で10℃以上下がり、チャイルドシートの金具も熱くならず安心してお子様を乗せられる。
  • 景観アップ
    フラット屋根の水平ラインが外観を引き締め、昼はガラスルーフが青空を映し、夜はダウンライトの反射で浮遊感のあるファサードに。ご近所からも「モデルハウスみたい」と評判とのこと。

今回の事例は、“駐車スペース=家の顔”という考え方で設計・素材・照明をトータルコーディネートした点がポイント。青空の下で映えるクリアルーフとモノトーン外構が、新築の価値を一段と高める結果となりました。

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